この記事では、小学生の子どもと一緒に取り組んだ「簡単なプラバンアクセサリー」の作り方を紹介します。
「夏休みの工作」としてプラバンアクセに挑戦したのですが、今回は「ヘアピン」を作ったので、普段使いすることもできますよ。
完成したアクセサリーを収納する箱も作ったので、製作時間は3時間程かかりましたが3日間に分けて作業をしたため大きな負担にはなっていません。
- 1日目⇒下絵の完成
- 2日目⇒アクセ作り
- 3日目⇒収納ボックス作り
夏休みの工作がお済みでない方、これからネタ探しをする方のお役に立てればと思います!
プラバンアクセ作りに使用した材料と道具
プラバンアクセ作りに使用した材料と道具は次のとおりです。
今回は「蝶のヘアピン」を作った時の材料を紹介します。
蝶のヘアピンに使用した材料
- A4サイズの透明プラバン1枚
- 好みの色の油性マジック
- 下絵用のコピー用紙
- アルミホイル(焼く際に使用)
- ハサミorカッター
- パッチンどめ2個
- プラ用のボンド
できるだけ家にあるもので済ませたかったのですが、プラバン・パステルカラーのマジック・パッチンどめ・ボンドは最寄りのセリアで購入しています。
プラバンに塗った色は焼くと濃くなるため、作品にもよるのですが、透明感のある仕上がりにしたい時はパステルカラーのイラストペンがオススメ(セリアの文具コーナーにあります)。
製作にあたっての注意点がいくつかありますので、次の章にまとめます。
プラバンアクセ作りの注意点
仕上がりに関してはさておき、安全面に関しての注意点があります。
楽しく工作を進めるためにも、「安全第一」で作業をすすめましょう。
刃物を使用する際の注意点
プラバンの厚みによっては、切る際に結構力が要ります。
お子さん自身がハサミで切るのであれば、0.2㎜以下の薄手のプラバンを使うと多少は切りやすいかと思います。(少しくらい割れても焼けば目立たないです!)
ただ、ハサミで切るとプラバンが割れやすく、カッターを使用したいと思われる方もいらっしゃるでしょう。
カッターで切り抜く際は少しずつ刃を動かさないと、プラバン上で歯が滑りやすく、押さえている方の指を切りやすいのでくれぐれもケガにはご注意ください。
オーブントースター使用時の注意点
オーブントースターで焼いた直後のプラバンは非常に熱くなっています。(もちろんトースターも高温です)
焼けたプラバンを平らにしたい時は、大人の方が「厚みのある雑誌等にはさんで」あげましょう。(熱いうちに挟まないと平らになりません)
取り出し作業は割りばし等を使った方が安全で、作品破損防止にもなりますよ。
「刃物を使う時・焼く作業の時」は必ず大人の方の監視下で作業するか、もしくは大人の方がしっかりサポートをしましょう。
プラバンアクセ作りの手順
- コピー用紙に下絵を描く(A5サイズ位)
- 下絵をプラバンに写す(油性マジック)
- 色を塗る
- 切り抜く
- アルミホイルに乗せてトースターで焼く
- 雑誌等に挟んで平らにする
- ボンドでピンを付ける
- 収納ボックスを作ってデコる
下絵を描く・プラバンに写す
プラバンは焼くことで5分の1くらいにまで縮みます。
大型サイズを作る場合は、オーブントースターのサイズと相談して挑戦してみて下さいね。
(ダイソーでB4サイズのプラバンを見ました)
今回は仕上がりが手のひらサイズのアクセサリーなので、下絵はA5くらいの大きさで調度良かったです。(A4プラバンで2個作れました)
イメージした物をそのまま書くもよし。
ネットで探したものをトレースしてみるもよし(個人で楽しむ分には版権もの大丈夫でしょう)。好きなものを描いて下さいね。
プラバンに下絵を写す際は、マスキングテープで固定しておくとズレなくて良いです。
なお、透明プラバンを使用する場合は、にじみ防止のため「必ず油性ペン」で写しましょう。(私はマッキー使用)
色を塗って切り抜く
プラバンに写した絵が完全に乾いたら、油性ペン等で色を塗りましょう。
(色づきの良かった水性ペンで塗ってみましたが、やはり色落ちしました)
油性マジックなら色濃く発色しますし、パステルペンで塗れば透明感ある仕上がりになります。
まずは1つ作ってみて、自分好みの色を探してみるのも楽しいかもしれませんね!
厚みのあるプラバンの場合は、カッターを使用した方がキレイに切れるのですが、今回は「子どもの作品」ということで安全面を考慮し、あえてハサミオンリーで作業しました。(大人の方がカッターを使用する際も、カッターマットか雑誌等を敷きましょう)
切る際に細かいカーブ部分が少し割れてしまいましたが、焼いた後にマジックで塗りつぶしてしまえばさほど目立つことはありませんでした。
ネックレス・イヤリングやストラップを作る時は、プラバンを切り抜いた時点でパンチ等を使って穴をあけておくと、焼いた後にアクセパーツが取り付けやすいです。
オーブントースターで焼く
アルミホイルを一旦クシャクシャに丸めて広げた上に、カットして色を塗ったプラバンをのせてオーブントースターで焼きます。
トースターの火力にもよりますが、40~50秒前後で縮むので目を離さずしっかり見守りましょう。
途中でビックリするよう様な縮み方をする場合がありますが、ほとんどの場合は大丈夫ですので完全に焼き縮むのを待ってみて下さい。
複雑な形をしている場合など、どうしても焼き上がりの形が整わない時は、焼き上がりすぐトースターから取り出して、箸やフォーク等を駆使して整えて下さい。(形が細かすぎると縮れたりよれたりすることもありますが・・・)
作品を平らにする際は、焼き上がったらすぐに「厚みのある雑誌」などに挟んでプレスするとキレイに出来ますよ。
パッチンどめをボンドで付ける
プラバンが完全に冷めたら、プラスチック用のボンドでパッチンどめをつけます。
完全に乾くまでに時間がかかるので、その間は絶対に触らないようにしましょう。
ボンドの種類によっては十分な換気が必要ですので、注意事項を読んで使用しましょう。
アクセサリー収納ボックスを製作
今回は「小学生の工作の宿題」としてプラバンアクセを作ったので、学校に提出する必要があり、運ぶ途中で壊ないように簡単な収納ボックスを作りました。
- 1リットルの牛乳パック
- キレイな包装紙
- 食器洗い用スポンジ
- デコ用のシール
- 余ったプラバン など
牛乳パックを切り開いて、蓋になる部分に余ったプラバンをはって中が見える仕様に。(箱を切り開く際はカッターを使用したので、私のサポートありです)
スポンジを底に敷いたので、何となくジュエリーボックス感があるような(笑)
寄せ集めの材料にしては素敵な仕上がりになったと思います!(デコパーツはもちろん100均)
キットを買わなくても意外と作れる!
子どもが「蝶のヘアピン」を作りたかった理由は、「鬼滅の刃」の胡蝶姉妹です。
小学生や園児の間でもとても流行りましたもんね。
作品中の胡蝶姉妹の蝶の髪飾りは、見た目を寄せようとすると、サイズ的にトースターに収まりそうになく、手のひらサイズの小さめヘアピンになりました。
それでも、出来上がった作品を実際につけた娘は、とても嬉しそうにしていましたよ。
今は、ディスカウントストアや本屋さんに行くと、工作キットや自由研究キットがたくさん置いてありますよね。
キットなら迷わず作れて失敗もほぼ無いとは思うのですが、今回は子どもの「これ作りたい!」のお手伝いが出来ればとプラバンアクセ製作に取り組みました。
工作ネタが見つからない方は、ネット検索でもたくさんのアイデアが出てきますし(youtube動画は優秀作品すぎるけど)、工作のアイデア本で探してみるのも良いかもしれませんね!
この記事を読んでプラバンアクセもその候補に入れてもらえると嬉しいです!
工作や自由研究のアイデア本と言えばコレ!