本記事は、気になるけどなかなか人には聞きづらい「出産時の会陰切開」について、私の体験談をお話します。
私の出産経験は3回。
3回の出産の中で会陰切開をしたのは、第1子出産の長女の時のみです。
正直、会陰切開した方が産後の縫合処置・傷の回復が早かった気がします。
- 切開した時と、自然に裂傷した時の痛みに差があったか?
- 傷の治り方に違いがあった?
- 切開したり、裂けた部分はキレイに治るの?
といったことについてお話を進めていきます。
会陰切開の有無はバースプランに書くことができたけど
バースプランでは会陰切開は状況に応じてと書いた
私がお世話になった産婦人科では、妊娠後期あたりに簡単なバースプランを作成し、それをもとにお産の環境づくりがなされます。
- 立ち合い出産:来るもの拒まず
- BGM:おまかせします
- 部屋の明るさ:おまかせします
- 会陰切開:状況に応じておまかせします
- カンガルーケア:します
- その他①:産後の写真撮影を希望
- その他②:限界まで自由に動いていたい
私のバースプランはほぼ病院におまかせといった感じです。
初めてのお産で希望とか聞かれても、正直よくわからないですよね(´-`*)
会陰切開に関しては、私自身は本当にどうでもよくて、赤ちゃんが無事に産まれるのであればそれでいいと考えていました。
(出産の最中は、切っても何でもいいから早く出してくれ!と思ってしまいましたが。)
会陰切開はほんの一瞬。むしろ陣痛の方が圧倒的に痛い
会陰切開を経験した第1子の出産は、お産の進み方がややゆっくり目で
- 私の体力が持つか心配
- 赤ちゃんにへその緒が巻き付いている
という先生の判断により、赤ちゃんをスムーズに出してあげるために会陰切開をすることになりました。
先生の「切開しますよ~」の声掛けと同時に
パチン!
と音がしましたが、痛みは全くありませんでした。
いきんでいる最中だったし、産みの苦しみの方が圧倒的に痛かったです…。
会陰切開をしてからはすんなり産まれてくれました。
へその緒は二重巻きになっていましたが、幸い赤ちゃんへの影響はなく本当に良かったです。
縫合は麻酔が効いてそんなに痛みは感じなかった
赤ちゃんが産まれ、胎盤が出た後に、切開した部分の縫合をします。
私の場合は、麻酔が効いていたこともあり、縫う際に強い痛みを感じる事はありませんでしたが、チクチクと縫われている感じはバッチリわかりました。
先生の方針で自然に溶ける糸を使用していたこともあり、抜糸の必要はありませんでした。
先生が「お裁縫上手だから安心してね~」とニコニコしていたのがちょっと笑えました。
痛かったのは産後翌日。激痛でソファ・トイレに座れない
産後すぐは、お産の影響からか妙に気分が高まっていて、傷の痛みはよくわかりませんでした。
縫合に麻酔を使っていたし、痛み止めのお薬を飲んでいたこともえいきょうしているかもしれませんが。
しかしその翌日。
授乳指導のため、病室に助産師さんが来た時にソファに座ろうとしたところ
痛くて座れない!ドーナツクッションが用意されていましたが、それでも痛い!
痛みでトイレに座るのも泣けました。
食事は食堂に歩いて行かないといけないのですが、痛くて歩けないので、産後翌日はお部屋食にしてもらいました。
産後3日目は、痛み止めのお薬がよく効いたのと、傷の腫れが落ち着いたのか、階段を歩いたり、ソファに座っての授乳も少し落ち着いてできるようにはなりました。
産後7日目に退院となり、その頃には痛みはすっかりなくなっていましたよ!
第2子出産は会陰切開前に裂けてしまった
全力でいきみ過ぎて会陰が裂け、縫合に時間がかかった
第2子出産も、会陰切開はおまかせスタイルにしていたので、出産のクライマックス前に切開するものと思っていました。
出産自体は経産婦だったこともあり、とてもスムーズに進んだのですが、私が全力でいきみ過ぎて切開前に裂けました…。
怖がらせるつもりはないのですが、赤ちゃんの頭が出る時に、会陰が裂ける感覚が分かるんです。
産みの苦しみに加えて、お股の痛さまで…。
どの位の裂傷かまでは確認のしようがありませんが、縫合にすごく時間がかかっていたことと、何か所も縫っていたことから、それなりの傷だったんだろうと思います。
好きな時に好きなだけいきんでいいと言われていましたが、まさか裂けてしまうなんてね。
産後翌日はやっぱり痛かった
第1子の時に痛い思いをしていたので、痛み止めはちゃんと飲みました。
でも、ヒリヒリする感じからは逃れられないんですよね。
産後1か月健診では、傷はキレイになってると言われたので一安心です。
良かった良かった(´-`*)
3人目出産は切開無しでも軽傷
経産婦かつ短時間でスムーズなお産
3人目の出産は、自分でも驚くほどのスピード出産で、思いっきりいきんだのは多分数回。
第2子の反省を活かし、とにかく息を吐いて吐いて吐いて。
体に無理に力を入れず、痛みを流しつつ…。
これが良かったのか経産婦だから会陰が伸びやすかったのか、切開無しでもかすり傷程度の小さな傷しかできなかったそうです。
おかげさまで、縫合もスピーディで少し縫う程度で済みました。
産後1か月健診で知った事実
切開の傷は、産後健診の時に必ずチェックされます。
もちろん私もそうでした。
ただ、3人産んでほぼ同じような場所が裂け、縫合しているため、その部分が少し固くなって伸びが悪いとのお話がありました。
会陰の伸びが悪いと、まぁちょっと支障があるようですが…。
困ったときは相談に来てねと先生が言っていました(´-`*)
妊娠中の会陰マッサージには効果があるのか?
マタニティ向けの雑誌を見ていると、大きな裂傷を防ぐのに「会陰マッサージをすると良い」と書かれています。
私も妊娠後期には週に数回程度、入浴時に会陰マッサージをしていました。
結局、第1子は切開せざるを得なかったですし、第2子・第3子も傷は出来てしまいました。
裂傷は酷い方になると、肛門まで裂けてしまう場合があるそうなので、私の場合は裂けたとはいえ軽傷のうちに入るのかもしれません。
会陰マッサージは、後期に入ってからはじめるのですが、妊娠期は感染症にかかりやすいので、衛生面にはくれぐれもご注意ください。
マッサージに使うオイルは、肌への負担が少ない「ホホバオイル」などの植物性オイルがおすすめですよ。
産後は、肌のハリが失われやすい「お腹周り・太もものマッサージ」や、「ベビーマッサージ」にも使えとても重宝します。
出産が不安ですか?少なくとも会陰切開は怖くない!
私の会陰切開の体験談をお話しました。
体験談のとおり、陣痛クライマックスの最中に切開するので
「パチン」と大きな音はしても、痛みは全然感じません。
だから、会陰切開は怖くないですよ!
処置後に傷が酷く痛むときには我慢せずに先生にお薬を処方してもらいましょう。
ただでさえ出産のダメージで満身創痍なのに、会陰の痛みでわが子を思いっきり愛でることが出来ないのはさすがにちょっと…(´-`*)ね。
バースプラン作成や安産教室等で会陰切開について尋ねる機会があるなら、不安や疑問は解消しておきましょうね!
ステキなお産になりますように!