私の妊娠糖尿病体験談シリーズ第5弾となります本記事では、食べてはいけないもの(避けるべき食品)・血糖値の急上昇を抑える食べ方についてお話します。
- 糖質の低いものから食べる
- おやつも低糖質のものを選ぶ
- 清涼飲料水を飲まない
血糖値が急激に上がらないような食べ方を知ることで、糖質制限中でも楽しく食事をすることは可能です。
妊娠糖尿病中の私の食べ方のモットーは
「楽しんで食べる」ことでした。
糖質制限があっても、美味しく楽しく食事はできます!
主な注意点は次の2つ。
- 病院で指示された食事療法を行う
- 自己判断の過度な糖質制限は危険
食べることは、生きることです。
あなたの健康、赤ちゃんの健康を守るために、正しく、楽しく食べることをあきらめないで下さい。
妊娠糖尿病中の方だけでなく、現在妊娠中の方・妊娠を希望されている方にも、妊娠中の簡単かつ健康的な食事のコツを知って欲しいです。
食べ方と一緒に、「あまり口にしない方がいいもの」についてもお話します。
妊娠糖尿病シリーズのリンクを記事の最後に貼っているので、気になる内容があったらそちらもぜひ読んでみて下さいね。
妊娠糖尿病時は「必ず低糖質のものから」食べる
糖質の少ない物から食べることを意識していますか?
同じ食事でも、「低糖質ものから食べる」よう意識して食べることで血糖値の上がり方が変わってくるんですよ。
初めは慣れないかもしれませんが、まずは食事全体を見渡して「意識すること」からはじめましょう。
糖質の少ないものから食べると良い理由
食事をする時に、糖質の少ないものから食べていくと良い理由。
それは、食べたものから順に、どんどん糖を吸収していくからなんです。
おなかが空いたからといきなり、菓子パンをモグモグしちゃうとダメなんです。(菓子パンそのものが妊娠糖尿病中は控えた方が良いのですが。)
何から食べていいか迷った時は、コース料理や会席料理を思い出してください。
一番初めに食べるもの。
サラダや酢の物などが多いですね。
サラダや酢の物自体はもちろん低糖質なのですが、ドレッシングや酢の物の「酢」を一番初めに摂っておくと、後から食べる糖質の吸収が緩やかになります。
- サラダや酢の物など
- スープなどの汁物
- 魚・肉などのメインディッシュ
- ごはんやパンなどの主食
- 制限を超えない範囲のデザート
この順番で食べることで、血糖値の急激な上昇を抑えられます。
さらには、時間をかけてゆっくり食べることで、食べ過ぎ防止にもつながりますので、よく噛んで味わって食事しましょうね。
妊娠中の暴食・食べ過ぎに困ったら「サラダ」食べよう!
妊娠中の暴食。
私にも経験があるのでよく分かります。
常におなかが空いた感じがするんですよね。
でも、妊娠糖尿病中の暴食は、血糖値の乱高下を悪化させる要因になるから気をつけたいところ。
それでも、たくさん食べたいときは、食事の一番初めにサラダをたっぷり食べましょう。
そして、食べたりないと感じた時もサラダを食べましょう(笑)
なんなら、おやつタイムにもサラダを…(しつこい?)
生野菜のサラダが手軽ですが、キノコ類入れて焼き野菜サラダにしたり、茹で野菜にしたりして食べたりして飽きがこないように工夫が必要ですね。
サラダばっかり嫌だ!という方は、スープやお味噌汁にもたっぷりの野菜を入れましょう。
カレーパウダーを加えてスパイシーにしたり、いつものお味噌汁に豆乳を加えてコクを出したりして、野菜のおいしさを楽しんでくださいね。
汁物は味も素材もバリエーションが無限大!
アレルギーが無ければヨーグルトもおすすめ
ヨーグルトはデザートやおやつのイメージがありますが、食前・食中・食後のどこで食べても、血糖値の上がり方を緩やかにする効果があり、GI値も低めのオススメ食品。
ただ、お砂糖やジャム・ソースなどをたっぷり混ぜてしまうと逆効果ですので、ご注意を。
私は、妊娠糖尿病の診断・管理入院を経て、自分の生活にあった食事療法を作るまでにかなりの試行錯誤がありました。
でも、これらの食べ方をはじめてからは妊娠糖尿病中の食後2時間の血糖値が極端に高く出なかったような気がします。(食事療法のみで出産まで過ごしました)
妊娠糖尿病の血糖コントロールを食事療法で行うなら、まず、この「食べ方」意識しましょう。
妊娠糖尿病中は低糖質のおやつを食べていました
別記事で、妊娠糖尿病中に食べていたおやつをまとめているのですが、おやつはコース料理のように糖質の低い物から・・・というわけにはいきません。
だからこそ、しっかり糖質の低い物を選んで食べましょう。
仕事の日は、ソイジョイや低糖質ビスケットなどを食べていましたが、仕事が休みの日や産休に入ってからは自分で作って食べたりもしていました。
手間暇はかかりますが、自作の良い所は、甘み・脂質の量をコントロールできることです。
蒸しパンやクッキーなどは簡単に出来ますので、お菓子作りが好きな人はトライしてみましょう!
大豆粉・全粒粉は小麦よりも低糖質でさらには低GI値でおススメです。(低GIとは、糖の吸収されるスピードが低いことです)
妊娠糖尿病中に出来るだけ食べなかったもの2つ
妊娠糖尿病になって、私が出来るだけ食べなかったものは(絶対ではないです)
ジュースと揚げ物の2つだけ。
妊娠糖尿病中にジュースがダメな理由
ジュースの成分見たことがありますか?
成分表示は、量が多いものから順番に並んでいます。
ジュースの成分で一番多いのは「糖類」。
果糖ブドウ糖液や砂糖などの糖類がたくさん入っています。
ある果汁入りのジュースを例に挙げると、100mlあたりの炭水化物が10gを超えていました。
500mlのペットボトルを全部飲み干すと、炭水化物だけで軽く50g以上です。
ジュース類の炭水化物はほぼ糖質です。
間違いなく血糖値跳ね上がります。
暑い夏はジュース飲みたくなるでしょうけど、ここは我慢しましょう。
私は、妊娠糖尿病と分かってからは、ジュースは一切飲みませんでした。
ジュースで摂取する糖質を、おやつに充てた方が満足感が得られるから。
どうしても飲みたくなった時は、無糖の炭酸水がおすすめですよ。
炭酸は腸を刺激するので、便秘対策も期待できます。
妊娠糖尿病中に揚げ物を食べてはいけないの?
1食に推奨される摂取カロリーを考えると、揚げ物を食べることは厳しいです。
また、衣に使用する小麦粉・パン粉・片栗粉には糖質がたっぷりなんですよね。
自宅で料理する時は、私の分のみ揚げ物にせず、別のフライパンでお肉や魚を野菜と一緒に蒸し焼きにして食べていました。
ただ、どうしても我慢できなかったのは、フライドポテト…!
マク〇ナル〇のポテトが無性に食べたくて食べたくて悩みの種でした。
健診が終わった後に、Sサイズのフライドポテトをサラダと一緒に食べた。
これだけは我慢できなかった…。
血糖値を見ながら自分に合った食生活を作り出す
どんな食べ物をどのように食べると、血糖値が上がりやすいのかを知ることはとても大切です。
妊娠糖尿病の血糖コントロールの基本は食事療法です。
でもパーフェクトにこなそうとすると、とても大変!
私は単位計算・カロリー計算は細かく正確には行っていませんでした。
でも、食べることに対する意識を変えるだけでも、変化が生まれるのは間違いありません。
食べる順番・食べるものを意識することは、すぐにでも取り入れられます。
「このお料理・食材は食べない方が良いかな?」と迷ったら、健診の時にかかりつけのお医者様か栄養指導の先生に聞いてみましょう。
もしかしたら素敵な妥協案を出してくれるかもしれません。
自分一人で抱え込まずに、楽しく美味しく食べて妊娠糖尿病を乗り越えましょうね。
▼妊娠糖尿病体験談はコチラもありますので、ぜひ読んでみて下さいね!