私は、物心ついたときから本に囲まれていました。
本を手にしていた最初の記憶はおそらく2歳頃。
そして、子育てをしている現在。
予想はしていましたが、私の子どもたちも無類の本好きです。
このブログでは、様々な場面で読んで欲しい絵本を紹介していますが、今回は、「本」と私のつながりについてお話しします。
生まれた時から本があるから、読むわけです。
冒頭で少し触れましたが、生まれた時からたっくさんの本に囲まれていました。
子どもは身近にあるものは大抵手にしようとします。
楽器があれば楽器に触れるでしょうし、お料理道具が豊富なら料理道具に触れるでしょう。
上のきょうだいがいると生まれながらにしてモノが豊富。
たまたま、私の場合は3歳年上の兄に買ってあった、膨大な量の絵本・童話集・図鑑・知育教材・英語教材などなどが多数ありました。
絵本は毎月定期購読してあったし、教材は○○出版のセットものがありました。
母は私がのめり込むことは全く想定していなかったようで、ひらがなカルタで遊んでるうちに3歳頃には絵本は1人で読めるようになっていたらしいです。
母からは「これ読んで」とか「これやってみて」とか強制されることは無かったです。
そこに本があるから、読んでいた。
それだけのことなんですね。
ただ、ある程度の年齢になると、たくさんの楽しい事が外の世界にはありますから、本への興味が薄れるのは仕方のないことだと思います。
それでも、大人になっても本の世界に魅了されている私。
それは、親の本を読む姿に影響をされたからかもしれません。
本好きの影響は私の父の読書習慣よるもの。
父と母、どちらの影響を受けたのか?
断然父親です。
確かに本には囲まれていて、読む環境としては最高だったのですが、
本を読む習慣が身についたのは父の影響だと思います。
子どもの頃の寝る前の読み聞かせは父だったし、父は小説や釣り雑誌をしょっちゅう読んでいたので、家の中では本を読んで過ごすのだと勝手に刷り込まれていました。
銀英伝面白かったな…(´-`*)
母はどちらかと言えば主婦向き雑誌とチラシが愛読書といった感じでした。
そんな父の姿を見て育っているので、子どもの頃から当たり前のように読書習慣が身につきました。
テレビは決まった時間にしか見せてもらえなかった
今は各部屋にテレビがあるのが当たり前なのでしょう。
私の子どもの頃は、テレビは居間に一台あるだけ。
食事中も基本テレビはNGだったので、見ても一日一時間程。
土日はもう少しだけ見せてもらえたかな。
だから、外遊びから帰ってきたら本を読むか折り紙したり、おもちゃで遊んだり。
今ほど行動に選択肢が無かったんですよね。
でも。
私の子育てはテレビ頼みなこともありまして、プライムビデオの便利さも相まってガンガンテレビ漬けになりつつある、うちの子3きょうだい。
でも、子どもの本との付き合い方を見てみると、
- 長女→先生が感心するほど本好き
- 長男→外遊びとヒーローごっこが好きだけど、突然本を読み始めたりする。
- 末娘→エンドレス読み聞かせ
「今日はテレビ無しDAY宣言」をすると、だいたい本棚に向かいます。
おもしろい。
本好きな親の子は、やっぱり本好きになるものなのでしょうか。
読書習慣を子どものうちから鍛えるメリット
私が個人的に思う、読書習慣を子どものうちから身につけるメリットがあります。
- 家庭学習へのシフトが簡単
- 受験時に国語の勉強時間が減る
- 1人の時間が楽しめる
少しだけ解説しておきます。
読書習慣→家庭学習へのシフトが簡単
読書習慣が身につくと「スイッチの切り替えが上手」になります。
他のことをしていても、机に向かった瞬間にパッと目の前のことに集中できます。
ただ、子どもの集中の持続時間は紙切れのようなものなので、無理に長時間させる必要はないです。
ちなみに、家庭学習の時間の目安は「学年×10分+10分」です。
小学校1年生なら20分ですね。
この時間を使ってすることは、次の3つ。
- 宿題
- 国語の教科書の音読
- 明日の準備
休みの日は、宿題がなければ今までに習った国語の教科書をたっぷり音読させます。
もちろん私も音読してますよ!
おうちの方はとてもいいお手本になりますから、大きな声ではっきりと・句読点を正しく読むことを意識してみて下さい。
子どものあこがれの的になれます( *´艸`)
受験時に国語の学習時間が格段に減る
高校受験・大学受験ともにそうだったのですが、国語の受験勉強は学校外ではほとんどしていません。(塾嫌いのため塾通いもしていません)
読書習慣の効果なのかな?
大学受験はセンター試験でしたが、マークシート形式であるがゆえに、選択肢の中に正解があるじゃないですか。
だから、問題と選択肢を見れば何となく答えがでてしまう。
本文は長いから、時間が余って気が向けば全文読みますけど、めったになかったな。
問題の意図が分かれば、その正解はおのずと見えてくるものです。
でも、小説などの「この時の主人公の気持ちを述べよ」系の問題は、読んだ時の私の気持ちと主人公の気持ちが全くリンクしない事が多く、大嫌いでした。
受験用の国語の練習問題解くなら、好きな本を毎日読んで、漢字練習を追加していた方が点数上がるんじゃないのかなとか思っていた馬鹿野郎です( *´艸`)
でも、このことは私の夫とも意見が一致していたから、もしかしたらこう思っている方は他にもいるかもしれません。
ちなみに、国語と社会はめちゃめちゃ成績良かったけど、他のはちょっと・・・。
1人の時間を楽しめる
私は中学生の時に、クラスのほとんどの女子にハブられるという残念な時期がありました。(ちゃんと解決しましたが)
その時は、図書室が解放されている時間は、ひたすら本を読んでいました。
エッセイや詩集、小説など。
本を読んでいる間は、思考が現実からプツっと切り離されてしまうので、ある意味どっぷり本の世界にはまれてラッキーでした。
高校・大学の頃は完全にマンガ漬けでしたが、あの頃読んだマンガは今でも私の心の支えになっています。
子どもの頃はマンガをバカにする大人がたくさんいましたが。
読んだ本人の心に残るものがあって、そのことが日々の生活の活力になるならマンガもいいじゃないですかね。
リビング・階段踊り場・子ども部屋に本があります
子育てと本の話に戻りましょう。
私の家の読書スペースはこの3つ。
- リビング
- 階段の踊り場
- 子ども部屋兼寝室
この3か所に子どもの本を置いています。
だいたい家のどこに行っても本が読めます。
- 長男はリビングが好き
- 長女はどこでも没頭できる
- 末娘はママといっしょならOK
家事と読書タイムがかさなっても、末娘は私の足もとをチョロチョロしていればいいので、他のきょうだいは集中して読書できます。
子どもの頃からの読書体験は私のココロの支えのひとつ
父や母に読んでもらった絵本の記憶。
安心して眠りについた夜。
初めて手にする本のドキドキしながらページを開くあの瞬間。
本の世界に没頭する時間。
今でも、何かしらの本を毎日読んでいますし、ブログを書くことで自分の思考を昇華させたりもしています。
父や母から与えてもらった本の世界。
たくさんのココロを本に育ててもらった私。
今度は私が子どもの世界を広げるきっかけをつくる番。
子どもたちにはこんな母のライフワークはどのようにうつっているのか、もう少し成長した時に聴いてみたいと思います。
皆さんには「ココロ広がる本」ありますか?