本記事では、私が3きょうだいを育てる中で大きな悩みだった「寝かしつけ」についてお話します。
3人目の出産が終わり自宅に帰ってきたその晩、私は考えました。
「どうやって寝かしつけたらいいんだ」
当時の子どもの年齢は、新生児・2歳3か月・4歳0か月。
寝ない子・泣く子にとまどい、私も一緒に泣いていました。
でもね。
末の子が2歳を過ぎた頃にふと気づきました。
根性論とかあまり好まれない風潮にありますが、最終的には子どもとの根くらべなんですよ。
世の中には、寝かしつけに関する情報が山のようにありますが、寝ない子はどうやったって寝ないし、夜泣きする子はするんです。
という結論にたどり着いたのが末の子2歳の時でした。
ある程度の生活改善をしたのち、私は寝かしつけを辞めました。
もちろん、寝るための工夫やおしゃぶりの卒業・卒乳には力をいれましたよ。
歌ったりトントンしたりという、いわゆる寝かしつけの動作は一切やめたんです。
寝かしつけをあきらめた私は、ほぼ毎日寝落ちするようになりました。
多分これが一番効いた。
子ども達はママが何もしてくれないと分かると寝ます。
泣こうが怒ろうが、ママはかまってくれないから。
これから、きょうだい育児の予定がある方の参考になるかわかりませんが、1つの方法として受け止めていただけたらと思います。
寝かしつけ時のママのとなり争奪戦の始まり
3人育児になり、私の力ではどうしようもないのが
ママの隣は2つしかないこと。
新生児はお世話の都合上ママの隣で寝ますから、残る枠は1つ。
隣で寝られない子があまりに不憫で、布団の敷き方を変更しました。
ダブルの布団に私と末娘。隣の布団に長女。
手をつないで眠りたい息子は、2つの布団の頭側に垂直にくっつけて敷くことに。
これでみんなママの傍で寝れるので何とか落ち着きました。
その他に私の中での寝る前ルールとして、
- 寝る前はテレビはつけない
- 赤ちゃんが泣いても時間の許す限り絵本を読む
- 消灯後の豆球点灯はしない
- 子どもが寝入るまで息をひそめておく
何とかこのスタイルで寝かしつけをやっていく事になりました。
どの子から寝かしつけるか?
一番最初に新生児を寝かせてみた
わが家では20時半に消灯していたため、夕飯とお風呂を済ませたら上の子にはリビングで遊んでもらい、真っ先に新生児を寝かせることにトライしました。
たっぷり授乳してゆらゆら抱っこし、布団へ着地。
眠ったことを確認したら、上2人を部屋へご案内。
絵本の代わりにママの創作話をしばらくすること30分。
2歳児は指しゃぶりしながら爆睡。
4歳児は寝たり寝なかったり。
末娘がなかなか寝ずに、上2人が寝室に突撃してきて怒ったこともありますが、眠くてママの近くにいたかっただけですから仕方のない行動ですよね。
新生児を抜けた頃から、全員すんなり眠ってくれないことが多くなり、振り出しに戻ることになりました。
末っ子を見てもらっている間に上の子2人を寝かせてみた
私の両親と同居していることもあり協力してもらうことに。
上の子2人を先に寝かせ、その間末っ子をおばあちゃんに見てもらうことに。
上2人は寝てしまえば朝まで起きないので、楽ではありましたが、おばあちゃんに申し訳なくて、この方法はあっという間に辞めになりました。
開き直って3人同時に寝かせてみた
もう、私の寝落ち覚悟で3人同時に寝かせることにしました。
末っ子は慣れるまでの1週間位は、かなり泣きました。
泣いても抱っこしないと決めていたので、自分で寝付けるようになるまで絶対に抱っこはしませんでした。
これ以降、末娘の夜の寝かしつけに抱っこすることはなくなりました。
上の子達も最初のうちは泣き声が気になって眠れなかったり怒ったりしていましたが、しばらくするうちに慣れてきたのか、多少泣いたくらいでは気にせず眠れるように。
末娘の方も、真っ暗になったら寝るしかないのだとあきらめたのか、いつしか電気を消せば勝手に寝るようになってしまいました。
3人とも寝てくれたらそれ以降は、末娘の夜泣きは全て沿い乳で対応したので、上の子たちは夜泣きで起こされるということなく朝までグッスリ眠ることができました。
末娘が卒乳する2歳3か月まで、これがスタンダードな寝かしつけになりました。
7か月頃から消灯だけでは眠れない日が増えてきた
もっと遊びたい欲求が出始めた
わが家では寝る前に子どもたちに絵本を読みます。
末娘はまだ自分では選べないので、読んでみて反応の良かった絵本を私が選んで読んでいました。
絵本タイムの後消灯したら、ギャン泣きするようになったのがちょうど7か月頃。
もっと遊びたかった!まだ寝たくない!と泣いていたんでしょうね。
寝かしつけ前のオススメ絵本
寝かしつけ・夜泣きにおしゃぶりを使い始めた
なかなか眠れずに長時間泣き続けるので何とかしたくて、この月齢あたりから夜の寝かしつけにおしゃぶりを使うようになりました。
歯並びの心配がありますが、おしゃぶりは取り上げてしまえばちゃんと卒業できます。
指しゃぶりよりはるかに卒業が楽です。
息子5歳の今も寝る時に指しゃぶりしてますから…。
歯並びにも影響出てますから…。
だから、おしゃぶりを使う事でみんなグッスリ眠れるなら、期間を決めて使うのはありです。
私はおしゃぶりのおかげで、寝かしつけと夜泣きのストレスがかなり軽減されました。
今思えば、運動不足もあった
7か月頃だと体力もついてくる頃なので、お散歩に出かけたり、おうちでも運動遊びをしたりした方がいいです。
体力を削らないとお昼寝も夜寝もすんなりは出来ません。
面倒くさがりの私は、だらだらとおもちゃ遊びをしたり絵本を読んだりする程度で、お出かけも日常の買い物に連れ出すだけ。
日頃の生活スケジュールの中に体を動かす時間を取り入れておけばよかったのかもしれません。
ママの産後の体形戻しにも良いですしね。
赤ちゃんも疲れれば眠くなるので、やっぱり日中の運動は大切ですよ。
おしゃぶりは1歳半・おっぱいは2歳3か月で卒業
おしゃぶりを外す代償
私の育休明けに合わせて、末娘は満1歳から保育園に入所しました。
家では嫌がっていてお昼寝も2週間ほどで眠れるようになりました。
そこで困ったのが「おしゃぶり」の使用。
保育園の先生はからは
「お母さんと離れる時間が長くなって不安も大きいだろうから、すぐに外す必要はありませんよ」
との言葉に甘えさせてもらい、園でのお昼寝、家での就寝時にもおしゃぶりを使い続けました。
でも、同じクラスの他のお子さんはおしゃぶり使っていなかったんですよね。
いつもだったら「うちはうち、よそはよそ」と考えるのですが、さすがにこのままおしゃぶりを使い続けることに不安が出てきてしまいました。
食事は幼児食に近いものが食べれるし、しっかり歩けるようになって運動もそこそこ出来るようになった1歳半頃、有無を言わさずおしゃぶりを止めることを決めました。
保育園の先生にもおしゃぶりを外すこと、お昼寝時に多分泣いてしまうこともお話して、協力していただきました。
そこから3日はすっごく泣きました。
私の都合でおしゃぶりを与えたり、取り上げたりすることになって申し訳ないとは思ったけど、いつかは卒業しないといけないから、それなら執着が強くなる前の方がいいです。
1週間する頃には、おしゃぶりって何?っていうくらい、欲しがらなくなりました。
その代わり、卒乳がまだのおっぱいの方へ執着するようになってしまったのです。
さよならおっぱい
おしゃぶりを取り上げた代償がおっぱいへの執着なら、しばらくはお付き合いするしかないと覚悟を決めました。
でも頻繁な夜泣き、家事・育児・フルタイムの仕事はさすがにしんどかった。
ふと、「おっぱいを探し回るから夜目が覚めるのでは?」との疑問が。
でも、沿い乳しないと夜泣き解消できないのも現実なので、この状態を数か月続けました。
ちょうど末娘が2歳を迎える頃に仕事を辞めたこともあり、次の仕事に就くまでに卒乳しようと決めました。
決めたのですが、末娘は3人目の子ども。
きっと最後の授乳になるから、思う存分授乳してあげたくて「やめる!」と覚悟するまでに3か月もかかってしまいました(´-`*)
卒乳時は娘も泣いたけど、授乳することが今後二度とないという喪失感から、私も泣いちゃった。
長女の卒乳は1歳。息子は9か月。
2人ともほとんど泣くことも無く、すんなり卒乳出来ました。
末娘は2歳3か月と上2人の時より卒乳時期が遅かったこともあり、おっぱい欲しさに泣く期間は10日程続きました。
でも、日に日に泣く回数も泣く時間も減りちゃんと卒乳出来ました。
現在の2歳・5歳・6歳の眠りの様子
2歳児はお昼寝すると夜の寝つきが悪い
保育園では長い時は2時間程お昼寝をしているようです。
正直、お昼寝は1時間も要りません。
長く寝た日は絶対夜の寝つきが悪く、返って睡眠不足になってしまいます。
毎日遅くても20時半には消灯しますが、ひどい時は23時になっても元気いっぱいです。
これでは、親子そろってストレスフルになってしまいます。
保育園にも相談しましたが、お昼寝免除はあり得ないそうなので、園から帰宅した後にいかに体力を削るがポイントです。
お風呂に入る前に、体操・ダンスをして、消灯前にはブロック遊びや絵本をたっぷり読んで頭を使って消耗させる作戦。
成功率は50%程です・・・。
早く、お昼寝不要な年長児クラスになって欲しい。
また、初めての場所に行った日、寝る前に騒ぎ過ぎた日は、夜泣きすることがあります。
でも、ちょっと泣いたら再びコテンと寝るあたりに成長を感じます。
5歳児はお昼寝は一切不要
実は、子ども達が通う保育園ではお昼寝が完全になくなるのは年長クラスだけなんです。
でも、5歳児年中クラスの息子は最低でも1時間ほどのお昼寝をしないといけないそう。
5歳男児は体力のかたまりです。
お昼寝しなくても、体力を削り取れない日だって多々あります。
救いは、うちの5歳児は電気が消えると絶対に騒がないこと。
時々こっそり部屋を抜け出してリビングに逃走しますが、放っておいても逃走先で大抵力尽きて眠ります。
お昼寝の必要がない休日は本当に寝つきが良く、これが本来の姿だよなぁと思ってしまいます。
お昼寝は夜の睡眠時間が十分に確保できない低年齢の子や、日中の体力が持たない子がするものであって、お昼寝しなくても1日元気に過ごせる子だって多数いるんです。
お昼寝不要の年長児になるまであと少し…!
就寝前の体力削りの試行錯誤は現在も続いています。
6歳児・小学1年生は消灯後すぐ爆睡
小学校は、保育園と比べて勉強・運動の時間が長く、学校生活が始まったばかりの1年生は相当疲れるようです。
長女は消灯するとほぼ10分以内に爆睡です。
今は、一番睡眠時間を確保してあげたい長女に合わせたタイムスケジュールで子ども達全員が生活しています。
20時までに明日の準備や宿題、一通りの家事を済ませたら子ども部屋に移動します。
20時半消灯→6時半までに起床
長女の小学校入学以降は、私は23時~24時頃に就寝→4時半~5時頃起床です。
やや睡眠不足ですが、土日などの休み前や疲れを感じた日は子どもと一緒に寝落ちするので大丈夫。
きょうだい児の寝かしつけは「寝る」状況に慣れさせるのがポイント
泣き続ける赤ちゃんの声に上の子達が困っていたのですが、いつしか赤ちゃんは泣くものと慣れてしまったのか、泣いていても眠れるようになりました。
末っ子自身も成長とともに、電気を消せば眠れるようになりました。
結局は子ども自身が「夜は寝るもの」という状況に慣れるしかないのでしょうね。
慣れるまでに数日しかかからない子もいれば、生まれつき寝るのが下手な子は数か月単位・数年単位で時間が必要になることもあるでしょう。
長期間にわたる寝かしつけに付き合うパパやママは大変でしょうが、やっぱりこれも慣れるしかないんですよね。
子どもが成長すれば、たっぷり運動させることができるようになりますから、そうすれば疲れて眠れるようになります。
そうなれば寝かしつけ卒業は目の前。
眠りに誘導するための絵本や添い寝をすることはあっても、「寝かせるための行動」は次第に不要になります。
私の寝かしつけは、本当に毎日が苦行で辛かったですが、過ぎてしまえばもう良い思い出です。
もうすぐ添い寝も卒業することでしょう。
そうすれば子どもと眠る事なんてこの先、一生ないかもしれません。
子どもの寝息や寝姿を堪能できる今を目に焼き付けたいとそう思う毎日です。
皆さんのご家庭が良い眠りにつけますように(*’ω’*)