簿記・会計の知識が全くない私が、日々の経理作業から確定申告書の作成までをこなせているのは間違いなく「やよいの青色申告オンライン」のおかげです。
私が初めて確定申告をした年は、年度途中で会社員を辞めていたこともあり、2か所以上の所得がある申告が必要でした。
しかも、開業時に深く考えずに提出する帳簿が増えるとも知らないまま「青色申告」を選択(その程度の知識すらなかったんです)
簿記経験もなければ、時間をかける余裕もありません。
でも、やよいの青色申告オンラインを使う事で取引入力から申告書の作成まで何とかこぎつけることができました。
申告開始日にすぐ「郵送提出」して、2週間後には所得税還付金がちゃんと振り込まれましたよ!
- 初めて青色確定申告をする方
- 簿記・会計の知識がない方
- パソコン操作が苦手だけどクラウドソフトで作成したい方
- とにかく簡単に確定申告を終わらせたい方
無料体験版からはじめた「やよいの青色申告オンライン」ですが、経理作業から申告書作成と提出までを一気に進めることができるので、無料期間(一年間)が過ぎてからも有料版に切り替えて今年3期目の申告書作成を始めています。
実際に確定申告書を作成してみて「良かったポイント5つ」を解説していきますね。
1.初めて青色申告をする方
- STEP1:減価償却費の計算(10万を超える資産がある場合のみ)
- STEP2:青色申告決算書の作成(8項目)
- STEP3:確定申告書の作成(9項目)
上記はSTEP2「青色申告決算書作成」の画像ですが
基本、8つの質問事項のとおりに入力していくだけ。
入力に必要な資料・書類もすべてソフトが指示してくれますし、迷うことなくサクサクと進めていくことができます。
各種控除額も自動で計算してくれるので困る事はありませんでした。
※給与所得がある方はSTEP3確定申告書の作成で、「源泉徴収票」を手元に用意しましょう。入力に必要な情報は源泉徴収票内に記載されています。
私は、会社からの給与所得もありましたが、そちらもSTEP3で源泉徴収票と生命保険料の控除証明書を見ながら入力するだけで完了しましたよ。
初年度は、個人事業を開始して取引件数が少ないこともあったのですが、ソフトの導入から申告書作成を完了するまで「8時間」しかかかりませんでした。(1日2時間までと決めて何日かに分けて作業をしましたが)
ソフトの使い方を覚えながら、疑問点を検索しつつの作業となりましたが、初めての作業にしてはとても短時間でできたと思います。
毎月末に経費の仕訳を登録しておけば、申告時期になった時に申告書の作成のみで完了するので、もっと時短できると思いますが…なかなか難しいところですね(笑)
2.「とにかく早く」青色申告を終わらせたい方
経費の入力から申告書の作成までがクラウドソフト内で完結します
帳簿作成の手間を削減するために取引入力が完結で分かりやすいです。
もっと時短したい方は取引内容の自動取込機能を使えば、経理に割く時間を大幅カットすることも可能です(口座の連携やレシート読み込み機能など。詳細は次の章で)
簿記のことや仕訳の仕組みを深く追求しなくてもとにかく早く申告を終わらせたい方はあらかじめ登録されている「経費の選択肢」からどんどん取引入力をしましょう。(項目は豊富にありますが自分で項目を作ることも可能です)
取引入力さえ終われば、確定申告書の作成は「質問事項に答えて、必要な数字を入力するだけ」なのでゴールは目の前です。
郵送したい方・e-TAXで申告したい方向けにも、手順が説明されているので、お好みの方法で申告しましょう。
私は提出に行くのが面倒なので郵送しましたが、「青色申告の控除額65万円」を全て受けるためには令和2年度分の申告からは「e-TAX」での提出が必須となります。(従来の方法だと55万円)
マイナンバーカードをお持ちの方は、ぜひe-TAXを活用しましょう。
e-TAXに関する詳細は国税庁HPも一読しておくと良いでしょう。
3.簿記のことはよくわからない方
簿記知識がなくても日付や金額などを入力するだけで、青色申告に必要な複式簿記帳簿が自動作成できます
仕分け・科目といった取引入力に必要な知識が無くても、領収書や通帳・クレジットカードの明細など「支出の詳細」が書かれたものがあれば、それを入力するだけで大丈夫です。
支払方法も、現金・クレジットカード・預金口座などあらかじめ登録された項目が豊富にあるのでそこから選べます。
取引先や詳細などは一部自分で入力する必要がありますが、入力後は、よく使う項目はリスト上段に上がっているので入力しやすくなりますよ。
銀行明細、クレジットカードなどの取引データ、レシートや領収書のスキャンデータやスマホアプリで撮影したデータを自動仕訳するので、入力と仕訳の手間が省けます
取引件数が多い方は、事前に口座やクレジットカードの情報をあらかじめ設定することで、自動仕分けが利用できます。
自動で取り込まれた情報から、事業に関するな取引とそうでないものを定期的にチェックする必要があったり、現金の取引は「かんたん取引」で入力しますが、それでも手作業で入力する時間が圧倒的に削減されます。
ちなみに、レシートのスキャン機能を使うと、レシートの内容を入力する手間すら省けてしまいます。
領収書が山の様にある方は先にスキャンしておき、時間がある時に時系列にノートにペタペタ貼って保管しておきましょう。
私はまだ取引件数が少ないため「かんたん取引」で毎月の入力作業をしていますが、経費の仕訳だけならそう時間はかかりませんでした。(なんせ初年度は8時間で完了してますから)
クレジットカードの引き落とし日や月末など、あらかじめ自分の都合の良いタイミングで「経理の日」を習慣化しおくと、後々大きな負担にならずに済むでしょう。
こまめにソフトを操作することで使い方にもなれますし、確定申告時期に慌てて領収書を探して通帳や明細を…とならずに済むことは間違いないです。
4.クラウド会計ソフト利用シェアNo.1
実際に作業をしていると、簿記知識がなければわからないこと、ちょっとした疑問がたくさんでてきます。もちろん私もそうです。
使い方に不慣れなうちは画面右上の「矢印のマーク」を時々見てみましょう。
確定申告シーズン中は役立つ情報をここからみることができます。
矢印マークの隣にはヘルプマークがありますので、ちょっとした疑問、困りごとはここで調べましょう。
でも、ソフト内のヘルプを調べてみてもう少し踏み込んだ補足説明がほしくなるときもありますよね?
そんな時は、「やよい 〇〇 わからない」といったキーワードで検索すれば、簿記知識がない方向け、やよい初心者向けの方にもわかりやすく解説してるサイトがたくさんあります。
利用シェアNo1ということもあって、使用している方のレビューや情報提供も多く、ユーザー数が多いメリットはこういった部分にも影響するのでしょうね。
実際にあった事例だと、「家事按分の料率を使い分ける方法」を検索した際に、全く同じことに悩んで解決させた方の記事にたどり着くことが出来ました。
ちなみにこの疑問の答えは、「補助科目の設定」
あらかじめ按分率別に補助項目を設定しておくと後々スムーズなんですよ…。(25%とか50%とか…ですね)
確定申告がはじまってから慌てないよう、早めにソフトを使って取引入力の練習をしておいて良かったです。
5.セルフプランは初年度無料!
私が、やよいの青色申告オンラインを利用したいと思った一番大きな理由は「初年度完全無料」だから。(タダに弱い)
他にも0円で始められるソフトはあるのですが、最終的に有料プランを使用するなら、やよいの年間コストはとてもお得に設定されていると思います。
初年度完全無料のセルフプランは、次年度以降は¥8,000/年(税抜)となりますが、かなりリーズナブルです。1か月あたり700円弱。おやつ代より安いもんです。
もちろん無料期間の内にキャンセルすることも出来ますし、その際は費用は一切発生することはありません。
なお、メール・チャット・電話サポートがついた「ベーシックプラン」もありますので、経理や申告の不安を減らし、さらなる時短をめざすなら、こちらがいいかもしれません。
セルフプランは「わからないことは自分で探して解決出来る方向け」だと使用してみて感じました。
やよいの青色申告オンラインのデメリット
初年度のお得な期間にためしてみて他者のソフトに乗り換えたいと思った時、少し難点があります。
例えば
「弥生会計オンライン」の仕訳データは乗換可能データの対象外です。
といったことが、乗り換え時には考えられます。
もちろん、他社からやよいへ乗り換える時も同じことが言えます。
各ソフトのインポート・エクスポート機能を使用することでデータ移行が不可能とまでは言えないのでしょうが、移行後の修正は避けられないかもしれません。
乗り換えを検討する際は、手間などを考慮して時期は慎重に選びましょうね!
それ以外のデメリットは…思い浮かびませんでした。初年度以降の費用が発生することくらいでしょうか?(年額8000円だけど)
初年度以降も問題も無く確定申告書の作成が出来ているため、大きなデメリットを感じる事は今の所ないです。
やよいの青色申告オンラインでの初めての確定申告は本当に簡単だった
初めての青色申告が簡単に出来た「やよいの青色申告オンライン」5つのおすすめポイントを紹介しました。
毎月コツコツ使いこなして、来期はさらなる時短・かんたん確定申告を目指したいと思います!
みなさんも、クラウドソフトに迷ったらぜひ1年間たっぷりためせる「やよいの青色申告オンライン」使ってみて下さいね!
ちなみに…
令和2年分の確定申告時期は令和3年2月16日~3月15日です。
申告書式が公開されるまでに次のことを済ませておくと、後々かなり楽になりますのでソフト導入後は少しでも早く経費入力を済ませることをオススメします。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てると幸いです。