本記事では、子育て中のアラフォーママが転職活動をする際に抑えるべきポイントを3つに厳選してお話します。
- 有給・福利厚生が充実している企業
- 産休・育休の実績がある企業
- 定時退社が当たり前の企業
私自身がアラフォーで3人の子どもを育てています。
働きながら家事・育児・各種イベントを日々こなすことの大変さも、ワークライフバランスを求めて退職しても、再就職先を見つけることが難しいことも痛感しています。
30代後半で事務系会社員を辞め就職活動を始めた際は、企業側の募集条件と私の希望が全く合わずに、企業への再就職をあきらめてしまいました。
30代~40代は、結婚・妊娠・出産・時には介護と、生活の変化やライフイベントが次々に起こるので、希望通りの職探しは本当に困難なんです。
でも、徹底した情報収集と就活のタイミングによっては、きっと理想の就職先は見つけられます!
転職するならこんな企業!必須の3条件

アラフォーの子育てママが転職時に大切にして欲しい3つの条件があります。
- 有給・福利厚生が充実していること
- 産休・育休の実績がある
- 定時退社が当たり前であること
給与や就業時間・曜日も大切ですが、募集内容で必ずチェックすべき3つの条件です。
どうして、この3つが重要なのかをお話しますね。
有給・福利厚生が充実していること
就活時に、企業の募集内容を見ていると
- 子育て中の女性が多数活躍中
- 急な休みでも対応できます
- 産休・育休の実績があります
こういったアピール文を掲載していることがありますが、とても心惹かれますよね。(実情はさておき…汗)
子育てをしながら仕事をしていると、急な休みが必要になることが度々あります。
欠勤連絡が当日の朝だったり、急に早退の必要が出て来たり。
こういった時、少人数の事業所等だと、1人で抱える業務が多岐にわたることから、休めないだけでなく、早退すらも厳しいことってありますよね。
また、有給や看護休暇が全然足りないなんてことも。(労務管理に携わった経験から、こういったケースをたくさん見てきています)
有給や福利厚生が充実している企業って、有給が取得しやすいだけでなく、突発的な欠勤者に対するフォローが手厚いです(大企業ならですね)。
業務の情報共は当たり前だし、何ならリモートに切り替えてもOKだったり、とにかく仕事が滞りなく回る仕組み作りが徹底されています。
初めから突発的な休みがあることを前提に人員を確保していたり、シフトを組んでいたりするものです。
「急な休みでもOK」
この条件は、正社員でもパートであっても外せません(子の病気以外でもあることですしね)。
- 持ちつ持たれつ
- 互いにカバーしあう
- 困った時はお互い様
このような考え方で働いている方も多数いらっしゃいます。
みんな子育ても仕事も大切にしたい気持ちは同じ。
だからこそ『自分もOK。相手もOK』。
これ、大事だと思います。
産休・育休実績があること
産休・育休実績があるということは、おそらく年が近い・同世代の女性が勤務していると予想されます。
実績があるということは、妊娠・出産で休める環境が多少なり整っているということです。
先に、育児休業を取得された(かつ復帰して働かれている)先輩がいるということは、あなた自身も妊娠・出産時に育児休業を取得できるということですよね。
休める環境が整っている安心感は大事です。
私自身の事になりますが、私が1人目の子どもを妊娠している時に、人事が補填としてハローワークに募集をかけました。
なかなか人材が見つからず、産休に入る2か月前にやっと男性の方が入社になりました。
2か月での業務引継ぎは本当に難しく、新人育成もままならない中、産休突入…。
(マニュアルを整備して他の同僚にフォローをお願いしましたが)
本当に申し訳なく思いましたが、そもそも私が悩むのもおかしな話で!
本来であれば、妊娠出産に限らず、どういう状況下でも業務に支障が出ないよう配慮するのは、管理職の業務だと私は思うのです(ため息)。
当時お世話になったその男性社員の方・同期の女性社員の方には、その後2人目・3人目の産休・育休・突発的な休みの時など何度も何度も…数えきれないくらい助けていただきました。
この方達がいなければ、私は子どもを複数人持とうなんて考えられなかったので、本当に頭が上がりません。
それくらい、『きちんと休める環境』って大事なんですよね。
定時退社が当たり前であること
私が勤めていた会社は、極力残業はさせない方針でした。
でも職場の方針変更で、強制的に月に10時間~15時間は無給で残業することに。
延長保育を利用しないといけないのに、無給で残業?おかしくない?と思いましたが、説明を求めた所、その残業も毎月の給料に含まれているとかで納得できず。
労働時間を増やすのであれば、基本給アップ、もしくは処遇改善でプラス手当があれば気持ちも多少は違ったのかもしれませんが、結局それも叶わず。
職員から不満の声が続出していましたが、変更されることはありませんでした。
ただでさえ、子どもの熱や保育園・学校行事で休むことに罪悪感を感じながら働いているのに、残業が増え、延長保育費が増え、不満も増え(笑)
月1度は勤務時間外の職場研修もあるのですが、もちろんそれも無給です(延長保育は使いますよ!)。
私自身は、その職場で働くことは生活費を得るための手段と考えており、やりがいとか楽しさは追及していなかったので、これ以上とどまるまるのは無理だと思い始めました。
何のために子どもを保育園に預けて働いているのか考え直すきっかけになったのは言うまでもありません。
入社時の労働契約書のとおりに働くことが出来ないのですから、辞めたくなるのも仕方がない事なのです。
子育て中アラフォーママの転職は難しいのは何故?

子育て中のアラフォーママの転職が難しいとされるのは何故でしょうか?
私が、前職に10年以上従事していた頃に、多くの求職者と接する機会があり、その中で次のような気づきがありました。
企業側の理由3つ
- 扱いづらい(年上の新人という理由で)
- 子育て中だと頻繁に休まれ困る
- 伸びしろが少ないと見られがち
企業側としては、出来るだけ長く勤めて、会社に貢献できる人材が欲しいんです。
一度お断りした方に再度声をかけたり、改めて募集をかけたりと、また人材を探すところから始めなければなりません。
また、それなりにキャリアを積んでいるため、働き方や給与面で細かく条件を付けられないかという少し身構えてしまうこともあります。
企業側にもそれなりに理由はあるんですよ。
ママ側の理由3つ
- 急な休みに対応してもらえるのか
- これまでの経験が役に立つのか
- アラフォーの新人が職場になじめるのか
現実問題として、「人材育成を目的とするため35歳までの方」と求人年齢に制限を設けている企業は多々あります。
ですが、年齢問わず即戦力になるような女性の募集をしている企業もたくさんあるでんすよ。
もし、面接までたどりつけたなら、次の事をアピールポイントにすると好印象です。
- 希望条件の優先順位をつける
- 過去の実績よりチャレンジ精神
- 年齢に関係なく誰とでも丁寧に接する
もし、就職の際にどうしてもゆずれない条件がある場合は、必ず優先順位をつけておきましょう。
あれもこれもと欲張ると、就職先を見つけることがさらに難しくなってしまうでしょう。
転職活動を後押しする便利ツール

転職を成功に近づけるなら、ぜひ利用したいのが転職サイトの利用で、地域・職種を問わず、求職者の方にマッチングする求人を探すことが可能です。
職務経歴を登録することでオファーを受けられるケースもあり、早い段階で転職先が見つかることも。
転職サイトを利用されたことが無い方は、希望の業種・職種の求人があるかどうか覗いてみるのも良いかもしれませんね!
売り手市場の現在でも、条件によっては厳しいと言われるアラフォーママ…だけじゃないミドル世代の転職ですが、あきらめずに探し続ければ希望の転職先が見つかる…かもしれないですね。
ワークライフバランスの取れた転職に成功しますように!