【小学一年生の壁】ひらがな「は」と「わ」の使い分け、どう教える?3児ママが実践した納得のルール
小学一年生の一学期。国語の授業で「ひらがなの読み書き」が始まると、多くの親子がぶつかる最初の壁があります。
それが、「は・わ」「へ・え」「お・を」といった助詞の使い分けです。
わが家の娘も一年生の頃、国語の宿題で穴あき問題を解こうとしたら、突然「意味がわからない!」と大パニックに…。普段から本をスラスラ読めている子でも、「意識して使い分ける」となると、一年生には想像以上に高いハードルなんですよね。
でも大丈夫!実はあるコツを意識するだけで、子供の「わからない!」はスッキリ解決します。
今回は、私が娘と一緒に試行錯誤して見つけた**「子供が納得する教え方のコツ」**をご紹介します。おうちでひらがな練習を始めたばかりのお子さんにも、すぐ使える内容ですよ。
なぜ「は」と「わ」の使い分けは難しいの?
「は」と「わ」の使い分け。私たち大人にとっては当たり前のルールですが、実は小学一年生の子どもにとっては、かなり高度なことを求められているんです。
なぜあんなにパニックになってしまうのか、わが家の娘の様子を見ていて気づいた理由は2つありました。
「読む」のと「書く」のでは使う脳が違う
普段から絵本や教科書をスラスラ読めている子でも、いざ「書く」となると手が止まってしまうことがあります。
それは、文章を読んでいる時は前後の文脈から「漠然」と理解できていても、穴あき問題を解く時は一文字一文字を「意識」してルールと照らし合わせる必要があるからです。
音と文字が一致しないという「混乱」
「こんにちは(Konnichiwa)」と口で言っているのに、書く時は「は」になる。この「音と文字の不一致」こそが最大の難敵です。
一年生の頭の中は、覚えたてのひらがなでいっぱい!
その中で「音は『わ』なのに、文字は『は』と書く」というイレギュラーなルールを処理するのは、まるで複雑なパズルを解いているような感覚なのかもしれませんね。
でも、その複雑なパズルを解くための『魔法のヒント』があれば、子どもたちの表情はパッと明るくなります。ここからは、わが家で効果バツグンだった教え方のコツを具体的にお伝えしますね!
3児ママ直伝!子供が納得する「は」と「わ」の教え方
教え方のコツは、ルールを丸暗記させるのではなく『どっちが自然かな?』とクイズのように一緒に考えること。
わが家で実践した3つのステップを紹介します。
①物の名前や言葉の「中」では「読みのとおり」
娘が解いていた宿題を見ると、「はとわ」の使い分けに迷った跡が。
特に、読点の前にでてくるひらがなが「は」なのか「わ」なのか苦戦した模様。
一単語ずつ区切って考えさせてみる
まず、「はとわ」の部分に穴が開いている文章を、一単語ずつ区切ってバラバラにしてみましょう。
すると、物の名前や言葉がよく見えてきます。
①その時に一つ目のルール
画像の一番右の問題の全文は
『に□に、きゅうこんを うえます』ですが、この□に入るのは「わ」です。
試しに「は」を入れると…変ですよね。
どちらが入るのかパッとわからないときは、とりあえず両方とも入れてみましょう。ちゃんと意味のある文章が出来上がった方が正解!
くり返し問題を練習していく事で、きっと慣れてきますよ。
②言葉と言葉をつなぐ時には「読みのとおりに書かない」
うちの子も含めて、助詞の使い分けに悩むお子さん達は
「どうして「わ」と読むのに、「わ」と書かないの?」と思ってるはずですが・・・。
どうして読みと書きが違ってしまったのか?
残念ながらこの質問に対しては、ひらがなの使い方を決めた人達がそういうルールにしちゃったから…としか言えません(←ため息)
でも、そうですね・・・それっぽい答え(笑)を用意するなら。
前章で一単語ずつ区切ってバラバラにしましょうと話しましたが、『言葉と言葉を「ガッチャンコ」と繋ぐ接着剤の役割のときは、特別な「は」を使うんだよ』、というイメージで説明をすると伝わりやすいかもしれません!
※読点(、)の前に出てくる「は」も、つなぎ言葉です。読みは「わ」ですが、書くときには「は」と書きます。
これはひらがなを使うためのルールですので、そう覚えるしかありません。この厄介なルールを『お子さんが知ってる言葉にかみ砕いてにイメージさせる』のがおうちの方の腕の見せ所ですね!
③定着には反復練習が大事!「は・を・へ」ドリルの活用
そう覚えるしかありません…と書きましたが、やみくもに練習するのも大変ですので、学校の授業で使っているワークや宿題プリントの他に『市販のドリルの活用』もおすすめです。
「は・を・へ」の使い分け練習用のドリルが公文から出ているので、苦手なお子さんには練習をすすめてみましょう。
おうちの方が寄り添って、根気強く、くり返し練習することでちゃんと身につきますよ。
実は、「は・わ」などの現代仮名遣いの特例は他にもあるんです。次章で登場する「文部科学省の現代仮名遣い」もぜひチェックしてみて下さいね。
ひらがなの使い分けが必要なったのはどうして?いつから?
小学一年生もパニックに陥るひらがなのルールは、文部科学省の「現代仮名遣い(昭和61年制定)」で定められたものなんです。
前書き「この仮名遣いは、語を現代語の音韻に従つて書き表すことを原則とし、一方、表記の慣習を尊重して一定の特例を設けるものである。」
実は「現代仮名遣い」で決められた特別なルールだった!
要は、『ルールの制定前に使用していた旧字を含む仮名は「歴史的仮名」とし、これからは読みに従った書き方に変えますよ!でも、一部特例もあるよ』と書いてあるんです(助詞「は・を・へ」も特例扱いとなります)。
現代仮名遣いの本文第2に、助詞に関することが非常に分かりづらく書かれていますが、簡単に言えばこういう事なんです。
- 助詞の「は」は「は」と書く→「は」は「わ」と読むけど「は」と書いてね
- 助詞の「へ」は「へ」と書く→「へ」は「え」と読むけど「へ」と書いてね
- 助詞の「を」は「を」と書く→「を」は「お」と読むけど「を」と書いてね
他にも例を挙げるなら…「あるいは、または、もしくは」といった言葉に使われる「は」は、この「あるいは」がつなぎ言葉(接続詞)になるため「わ」と読みますが、書くときは「は」と書かなければなりません。(いや、やっぱり分かりづらいわ 笑)
学校の授業でつまづいた時は家庭でのフォローがとても大事になるのですが、おうちの方がある程度理解して教えることで、お子さんも大満足の説明が出来るのではないでしょうか。
ひらがなは…奥が深い。
おわりに:ルールを知ればひらがなの使い分けも大丈夫
「はとわ」などの助詞として使うひらがなの使い分けのルールと、わかりやすく教えるコツをお話しました。
- モノの名前や言葉の中に出てくるときは「読みのとおり」に書く
- 言葉と言葉をつなぐ時には、「は」と書いて「わ」と読む
うちの子達もルールの教え初めの頃は戸惑っていましたが、一度納得してしまえば「はとわ」以外のつなぎ言葉に関しても、すんなりと理解できるようになったようです。
宿題のプリントも学校のテストも落ち着いてスラスラと解けるようになりました。
【おまけ】「こんにちは」はなぜ「は」と書くの?意外な由来
『ひらがな「は・わ」の使い方』をわが家流の教え方で説明させていただきました。家庭学習の際にぜひ取り入れてみてくださいね。
ちなみに・・・
あいさつで使う「こんにち〇」。
これは「今日は、いい天気ですね」といった使い方をしていた「今日は」が、そのままあいさつ語として使われるようになったため、〇の部分は助詞である「は」と書いて「わ」と読むのが正解!
また、「今日は」と書くと「きょうは」とも読めてしまうため、あいさつの時はひらがなで「こんにちは」と書くようになったのです。
ということで、はとわの使い分けの説明はこの辺で!
最後までお読みいただきありがとうございました。

